過ぎ去った酉年に想い出を込めて
散歩に途中、殆ど放し飼いにされている10羽ばかりの地鶏がいる。その内一番かっこいい雄鳥を、一昨年秋描いて年賀状などに使ったもの。
ところで鶏とは何の関係もないが、今朝の新聞に談合で防衛施設庁の審議官などが逮捕の記事が出ていた。談合事件があるといつも思うのだが、あれは談合じゃなくて工事などの予定金額を洩らすのが問題なのではないでしょうか。
洩れなければたとえ談合したって相当安い金額の見積もりになるだろう。洩らすから受ける方だって談合するのだ。あくまでも発注する官の側に問題がある。モラルもないし、上から下まで馴れ合っていて何の管理もされていないということ。
私は中小企業で過ごしたが、何か購入したり仕入れする場合でも必ず合い見積もりを上司から指示されたものである。民間はそうした努力で経費を抑えて利益を出している。その利益から税金を取る方は、予算はあるだけ使えばいいという考えがいまだに無くなっていない。オマケに定年後の天下り先のことを考えて、今から手を打って置くなど民間では考えられないこと。
大体、定年後の仕事でも十分な給料を取ろうとするからで、我々からすると図々しい限りだ。本当に仕事が出来るならいくらでも引き取り手があるはず。
このような官の金の使い方では驚くような例が、私の耳にも入っていることがある。それは又いずれかの機会に書く。
アメリカ産牛肉輸入再開で、除かれるべき部分が混入していた事件でも、事前に検査に行くと言っていて行っていなかっただという。これも全く開いた口がふさがらない。自分たちの仕事の本質、今やるべきこと、というのがどっかへ行ってしまっているようだ。アメリカとのお付き合いで政治家が決めたことだから官は知らない、協力しないと言うことか。
官ばかりではない。最近は民の方でもモラルもプライドもなくなった出来事が多い。
ホテルやマンションの強度偽装問題も、仕事に対するプライドややりがいを考えたらあんなことにならなかった。
そもそも、ものを作ることは一番やりがいのある仕事だと思う。しかも建築物なら遠くからでもそれが見えて、イイものを作っていれば誇らしく眺めることが出来る。
私はメーカーにもいたことがあるが、殆どは流通業だった。流通業では自分が作ったものなどはない。それでもいい得意先を開拓したとか、商品の売り先を見つけ育てたといったことがやりがいになった。新人教育の際、この仕事でこれは自分がやったという足跡をこの会社で残そうという気持ちでやりなさい。そうすれば仕事にやりがいが出来、面白くなると言ったものである。
偽装に関わった人たちは、そのビルを見たときどんな気持ちを抱くのだろう。うまくごまかして儲けた、と思うのだろうか。私だったらとても恥ずかしくて見られないだろう。
なるべく腹を立てずのんびり過ごしたい。でも、テレビのニュースを見ているとつい、何考えているんだと腹の立つことが多い。
大したこともなかった人生、せめて長生きも芸の内と決めているのだから、腹の立たないようにして欲しいもの。
「腹あ立てたら長生きできまへんでえ」と誰かに言われたのだ。お願いしますよ、小泉さん。
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